LoRaWAN ハンズオン by SORACOM ✕ I-O DATA ✕ JAWS-UG金沢 に行ってきた
その前の土曜日も、Kanazawa.rbのために金沢まで行っていたので、中三日で金沢でした。
早めについたので、会場近くにあったマルツ金沢西インター店に行ってみました。
富山で電子部品を買おうと思うと、無線パーツぐらいしか知らないので、それ以外の久々の電子部品屋(?)でした。
売り場が広くて、抵抗だったり、センサー系だったり、TWE-Lite系のデバイスだったり、いろいろありました。
ただ、無線パーツにあったような?RaspberryPi用のディスプレイとかは見当たりませんでした。得意不得意とかはあるのかな?知らんけど。
まぁ、家からはかなり遠いので、次来る機会とかはあんまりなさそうかなーと思います。大抵のものはネットでも変えますしね。
ハンズオン前のセミナー?
- 深センの話は面白かった。成長度合い・混沌度合いがやばそう。資料は公開されてなさ気?
- 本編の、LPWAの資料は https://www.slideshare.net/SORACOM/jawsug-lpwa
- IoTの用途としては、工場・デバイス(困ったら再起動で動く)・自販機などの通電してるもの・移動するものあたり?
- 消費電力と通信速度は比例するので、画像とか送りたいのであれば、ちゃんとした電源が必要。長期間電池駆動させたいのであれば、データを絞る。
- LoRaWANの一式を準備しようと思うと、10万近くかかる?ゲートウェイが高い。けど、1個で10km程度をカバー出来るっぽい。
- また、消費電力もかなり低い。送信時でも、LED光らせる程度の電流量。
- ライセンス系であれば、LTE Cat.1はすぐにでも使える。ただし、スループットが高い=消費電力も多い。LTE-MやNB-IoTは、基地局の更新が必要なので、今後に期待。
- LPWAの通信量はかなり少ない。4.4秒に11Byteしか送れない。
- SORACOMに乗っかっておけば、Funnelなどを間に置いておくことで、アプリケーション側の変更がなく、LoRaWANとSigfoxを入れ替えたり出来る。
ハンズオン全体の雑感
- 資料は https://github.com/soracom/handson/wiki/LoRaWAN%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%BA%E3%82%AA%E3%83%B3 。これを見ながらやれば、問題なく進められた。
- 温度センサとArduinoをつなぐぐらいだったら、ジャンパ3本ですぐに出来る。
- SORACOMすごい。Arduino側のコードに数行追加するだけで、値が送れる。
- SORACOM Funnelすごい。AWS IoTに簡単に送れる。
- AWS IoTすごい。簡単にAWSの他のサービスに値を送れる。今回はCloudWatchに送って、グラフ化・アラームなどが少ない手順で出来てた。
- 来てる人は、デバイス系の人が多かったっぽい?詰まってそうな人はほとんどいなかった。
全体の感想
一定の区域(牧場とか、ライブ会場とかも行けるかも?)内にセンサーを撒いて、それらの情報を監視するのであれば、LoRaWANのゲートウェイを1台用意して、サービスを提供することは出来るかも。ただ、それなりの初期・ランニングコストは掛かる。10万単位ぐらい?(要計算)
ビジネスとしてやるのであれば、すでに選択肢には入るのかも。
もっと広範囲、BtoCでデバイスを売ることを考えると、ライセンス系のLTE回線を利用したものになりそう。
"SORACOM Air for セルラー"を使いのが良いのかな?
ガチデバイス勢になることは難しいけど、ちょっとした試作だったり、デバイス側の言葉を理解できるってのは今後は武器になりそうなので、このへんの領域も張っていこうと思いました。
何より、現実世界と相互作用を起こせるというのは、アプリ系だと無いので、楽しいですね。
あとは、雑なメモ
IoTで用意するもの。 モノ・ネットワーク・クラウド モノ・コトをデジタル化する=IoT 例:工場・デバイス(電源入れれば通信が出来る)・自販機・持ち運べるなど
中長距離無線が課題になってくる。 セルラーの回線は「人」が利用する前提になっているので、IoT用途に向かない。
LPWA 消費電力と通信速度は比例する。 NFCとかは近距離・低電力。 BLEなどはちょっと電力が必要。 Wi-Fiは電力必要だが、速度出る。 セルラーなどは1 - 10km程度。電力は必要。 LPWAは低電力、速度は低い。 アンライセンス系は、許可不要で建てられる。LoRaWANとかSigfox。 メンテナンス・オフィスセキュリティ・ホームオートメーションで使われるであろう、と言われている。
LoRaWAN, Sigfox kmレンジの長距離通信 安価、低消費電力・低速度 20 - 30mAぐらいで送信出来る。 LoRaWAN標準構成:デバイス - ゲートウェイ - ネットワークサーバ - アプリケーション
ライセンス系は、3大キャリアしか基地局を作れない。 LTE Cat.1はスループット高い、消費電力も高い。今すぐにでも使える。 LTE Cat.M1, LTE Cat.NB1は、基地局側のアップデートが必要。M1はスマホみたいにつながり続ける。
LoRaシールドは8,000円ぐらいするけど、それを合わせても2万円ぐらいで1デバイスを試作出来る。
LPWAでは4.4秒に11Byteしか送れない。それ以上が必要であればセルラー通信。 電池駆動で数ヶ月〜数年稼働出来る。
LoRaWANとSigfoxはほとんど同じ。 ただ、LoRaWANは基地局を自分たちで立てないといけない。
SORACOMに乗っておけば、Funnelの先を同じで、LoRaからSigfoxやセルラーに乗り換えやすい。
LoRaは変調方式。AMとかFMとか。LoRaWANはプロトコル。 AS923は、アジアの923MHzを利用するもの。海外では使えない。輸入などの際には注意。